｢ワタシが主役｣が消費を動かす(日野佳恵子)

「ワタシが主役」が消費を動かす―お客様の“成功”をイメージできますか?
「ワタシが主役」が消費を動かす―お客様の“成功”をイメージできますか?

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日野 佳恵子
ダイヤモンド社
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☆☆☆☆☆
老舗口コミマーケティングのハー・ストリィ社
日野様の著書。
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こんな感じで大変勉強になる本でした。
前著も共感しまくりでしたが、今回も同様に
素晴らしい内容です。大推薦!!
特に女性が購入に至る深層心理は男性には
難しい訳ですが、ココをセンスの問題とされて
しまうとお手上げでしょうが、本書には沢山の
キーワード、ヒントがあって、意識して使えます。
いつも思うのですが、クライアントの生協様が
実現に近いDNAとポジショニングではないか!?と。
以下忘備録として、一部抜粋してみました。
・消費者は、消費したいのでなく、ワタシにとっての
｢出会い｣や｢きっかけ｣や｢楽しさ｣や｢メリット｣を大切
にしています。
・買物は、人とのコミュニケーションになった。
買物は、人としゃべる”ネタ買い”として起こる。
買物は、自分のセンス、選択力、組合せ力、造詣を
見せる表現の1つ。
買物は、消費でなく、｢ワタシが主役｣のエンタテイメント。
・顧客の人生成功(顧客成功)をお手伝いするのが企業。
・消費者の目線は、｢安さ｣だけを追っているのではなく、いかに
｢その値段に見えないモノ｣を買ったワタシになるか、です。
どれだけ｢いいモノを安く選べる消費者であるワタシなのか｣が価値。
・今の節約を｢カッコいいこと!｣としているのが、環境意識の高まり。
・｢自分にとって、この買い方のストーリーはベストなのか｣と自問した上で
決めるという買い方。
・ワタシのリアルな生活とのフィット感を吟味し、探っている。
・影響を受けるクチコミは、
「その分野に詳しいと感じる相手のクチコミ」
｢自分と感覚が似ている相手のクチコミ｣
・購買チェックポイントである5つの価値の全てをクリアしたモノを買える
ワタシが｢賢く｣、買えなかったワタシは｢失敗｣
①便宜的価値(値ごろ感)
②基本的価値(品質)
③情緒的価値(五感、見た目が素敵)
④個人的価値(ワタシにぴったり、ワタシらしい)
⑤社会的価値(環境に配慮、地域活性へのお役立ち･･･)
・ジャパネットたかた高田社長の言葉
お客様の人生成功が、私たちの喜び。会社の理念は、”｢モノ｣の向こう
にある生活や変化を伝えたい。より多くの人々の「快適ライフのパートナー
」を目指して”です。商品の向こうにある変化や生活を伝え、私たちがお勧め
する商品がきっかけでお客様が、｢生活が豊かになった｣と感じていただける
様な提案がしたいという思いで、商品開発からアフターフォローまで全てに
全力投球する企業であり続けることを目指しています。」
・顧客成功とは、顧客自信が、自分が成長できた、学べた、人の役に立てた、
といったように、何かを得た満足(顧客満足)だけでなく、それによって成功感
を味わえる関係づくり。
・商品知識でなく、どんな生活が手に入るかを伝える。
・企業が人と人をつなぐ役割を担う。
・情報量が多くなり、｢選択力｣｢コーディネート力｣が求められるようになると、
実は自信がなくストレスになる。その成功感を得られる買物をサポートする。
・コミュニケーション形態のパーソナル化から、コミュニケーション内容の
パーソナル化が求められる。
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