ドコモとイオン、携帯で販促 全国2000店で割引販売
NTTドコモとイオンは携帯電話を活用した販売促進活動で提携する。「おサイフケータイ」と呼ぶ決済機能を生かし、来店客がいつどんな商品を買ったかなどの情報を収集・分析してマーケティングや商品開発に生かす。「ジャスコ」など全国約2000店のスーパーで使える会員限定の割引クーポンなどをメールで配信し、顧客の囲い込みも進める。消費不振のなか、保有率が全人口の8割を超す携帯を、販促の道具として活用する動きが本格化してきた。
両社は共同出資で事業主体となる新会社を5月をめどに設立する。資本金は8億円でイオンが約70%、ドコモが約30%を出資する。今夏にもサービスを始める。
[2009年3月27日/日本経済新聞 朝刊]