ハンバーガーの教訓(原田泳幸 著)

ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味 (角川oneテーマ21)
原田 泳幸
角川書店
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☆☆☆☆

マクドナルドの原田社長の本を読むのは3冊目。

毎度いつも勉強になります。尊敬する社長です。

不況に関係なく大躍進している企業の経営者の話は

シンプルだが深いですね。

以下、忘備録で抜粋

・社長就任当初、マネージャーたちは、企業理念を見失いかけていた、

というか、外的要因に責任を求めた戦術が示されることで、方向性を

見失いかけていた部分もあったのだろう。理念の見えない戦術を与えら

れることによって視点がずれかけていただけだったのである。

・人間は当たり前のことがいちばん出来ず、当たり前のことをいちばんやり

たがらない性質を持っている。

・どれ程素晴らしいプロモーションを実行したとしても、リピーター率を左右するという

点に関して言えば、QSCがどれほど徹底できているかということ以上に意味を持つ

ことはあり得ない。

・データやリサーチから戦略を導き出そうとするのではなく、データやリサーチは、戦略を

検証するために用いるべきだということ。戦略的思考を育むためには常日頃からデータと

にらめっこしているのではなく、現場の感覚を重視して、”ひらめき”という武器を身につけ

られるようにしなければならない。

・現在は、業種を問わずに競争モデルは常に変化し続ける時代なので、新たな競争モデル

を常に創造していかなければならなくなっている。多くの分野においては、性能や価格の時代

は終わり、「新しいサービス」「付加価値」が問われる時代にシフトしている。

・既成の価値に倣うのではなく、新たな価値を創出し、その対価をいただくのがビジネスの原点。

「新しいゲームプランをいかにつくっていくか」が常に問われる。

・リーダーに求められる力とは、チームのパフォーマンスを最大化するための自分の振る舞い方

について自己管理できる能力。

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